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2014年2月14日金曜日

2014/2/13 ハードボイルドに。

強くなければ生きてゆけない。

優しくなければ生きる資格がない。


って、フィリップ・マーロウの言葉、超有名だと思っていたら意外と知られていなくて驚いた しらいわ です。


僕にとっては20年くらいの付き合いのある言葉です。人生の指針です。






フィリップ・マーロウって、レイモンド・チャンドラーという作家が生み出したハードボイルド小説の主人公です。

かっこいい人でした。『ロング・グッパイ/長いお別れ』という小説に出てきます。



ハードボイルドといえば、ロバート・B・パーカーというアメリカの作家のスペンサーシリーズも好きで、学生の頃、愛読していました。

スペンサーは、元プロボクサーの私立探偵で、ケンカは強い、必要とあれば人を撃ってしまう、料理は上手、音楽や芸術に造詣が深い、美人な恋人スーザンがいる、などなどというかっこいいひとです。

『初秋』という本の中で、このスペンサーが12歳くらいの男の子ポールの面倒を見ることになります。ポールはダメな親に育てられて、心を閉ざしているのですが、スペンサーとのかかわりの中で心を開き、大人になって行きます。


このポールがあるときにスペンサーに聞きます。なぜ、あなたは私立探偵をしているのか、と。

それに対してスペンサーはこのように応えます。




「歌も踊りもできないからだ」




う~ん、かっこいい!!初めて読んだとき、しびれてしまいました。


以降、僕も機会があったら、そのように応えたいと思っています。




例えば、いつの日、娘が、




なぜお父さんは、会計士、税理士になったの???




と聞いてきたときに、




「歌も踊りもできないからだ・・・」



と応えたいと企んでいます。



娘が、お父さん、かっこいい~、としびれている姿を思い浮かべます。





でも、まぁ、実際には、うんうん、とうなずきながら、



おとうさん、音痴だし、リズム感ないからねぇ。。。。




というんだろうなぁ、と。



うるさいやい。



(T_T)