独立して約5か月、ご縁や出会いを大切にしています。サラリーマン時代はあまり感じなかったけれど、いまはひしひしと感じます。ご縁や出会いがなかったら、僕は生きてゆけない。
静岡の街を歩いていても、お知り合いによく会います。もともと静岡は広い街ではないけれど、それでもよく会いますね。
知り合いに会うと、
お元気そうですね!以前に比べ、顔が生き生きしてますね!
と、言われます。
はい、楽しくお仕事させていただいています!!
と返すのですが、あぁ、ありがたい。感謝感謝。これもご縁や出会いのおかげなのでしょうね。そのおかげでお仕事をいただけているので、ありがた、ありがたい。ご縁や出会いは財産だなぁ、とつくづく感じます。
僕がご縁や出会いの神様っているなぁ、と実感したのは、昨年夏、家族で北アルプスの白馬岳に登った時のことです。白馬岳は2900mある山でして、残雪が残った大雪渓を軽アイゼンを付けて登ったり、美しい自然の景色を眺めながら山脈を縦走したりします。
http://www.otari-kanko.com/photolibraly/yama/hakuba/hakuba-3/kaL07.jpg
(ぼくの撮影した写真ではないです)。
このとき1泊2日の予定で下山する予定だったのですが、2日目に娘が高山病になりペースが思うように上がらなったため、予定を急遽変更して2泊3日に切り替えました。2日目は、途中に山小屋があるので、午後遅くに山小屋に辿り着けばいい、というペースでゆっくり進みました。
途中、娘の具合が芳しくなく、ペースが予想以上に遅くて焦ったり、雷雲に飲まれそうになって、死を覚悟したこともありましたが、なんとか午後4時くらいにはその日泊まる山小屋の近くまでたどり着きました。
ほっと一安心、という気持でいると、下の方から若い女性3名が登ってきます。いわゆる山ガールですが、装備から見ると、それほど山には慣れてない様子。
こんにちは、こんな遅い時間に、どちらまで行かれるんですか~、
とお訊ねすると、白馬山荘です、とのこと。
白馬山荘は僕たち家族が朝6時に出てきた山小屋です。僕らのペースが遅いとはいえ、その場所につくまで10時間は要していました。
その場所から、その女性3人がどれだけハイペースで進んでも4,5時間はかかるでしょう。日暮れまであと2,3時間というところで、白馬山荘に着けたとしても、午後8時、9時。日が落ちて山で行動するのは、遭難の危険があるので、絶対してはいけないことです。
その女性たちに、
いまから白馬山荘に向けて進んでも、絶対に日没までには間に合わないし、テントももっていないようだし、雷も近づいてきているから、絶対やめた方がいい。今日はとりあえず引き返して、そこの山小屋に泊まらないと、遭難して死んじゃいますよ!!!
と説得しても、女性たちは
白馬山荘に予約してあるし、明日には下山して大阪に帰らなきゃならないし(大阪からきている方たちでした)、それには白馬山荘に泊まらないと、、、
とのことで、その場は先に進んで行かれました。
僕としても、10分くらいかけて説得してダメなのだから、あとは自己責任で・・・、というしかなく、遠ざかっている女性3名を見ながら、大丈夫かなぁ、遭難しないといいけど、、、と思いました。
その日、僕ら家族は無事山小屋につき、ゆったり過ごした後、翌日、残りの下山道もゆっくり歩いて下山しました。その下山道もやさしくはない道だったので、その道を2日目に下って行ったとしたら、とても下山するのはムリだっただろうな、1泊2日を2泊3日に伸ばしてよかった、と思いました。
その3日目は女性3人のことが気になってしかたありませんでした。時折、すれ違う人に遭難者のニュースをきいていないか、静岡に戻ったら新聞やWEBで北アルプスに遭難者が出ていないか調べなきゃ、と思っていました。
そんなもや~もや~とした気分で、下山して、一息ついた後、温泉で汗を流そう、と温泉に立ち寄ると、そこには見かけた3人組が!!!
おおおおおおおおお、生きてたかぁ!!!!!
よかったぁぁぁぁぁぁぁ!!!心配してたよ!!!!!!
と、僕。
彼女たちも僕たち家族に再会して、大はしゃぎでした。
聞けば、彼女たちは僕たち家族と別れた後、とんでもない危機感を持って、白馬山荘までの山道を無言で、休憩も取らずに、ひたすら前に進んだそうです。途中で日が沈み、ライトを照らしながら、進む山道はとても心細かったと。でも戻るわけにはいかず、進むしかない状況で、ひたすら進んで辿り着いた白馬山荘で、待っていたのは山小屋のおじさんの激しい叱責だったと。
山小屋のおじさんも、
午後4時過ぎに山を登り始めるなんて考えられない!
あんたたちのような人たちが遭難して死んでゆくんだ!
そういう人間は山に来るな!!!
と大怒りだったそうで。
おじさんのその気持ちよ~くわかります。
うら若き乙女3人が遭難していたら・・・、と思うと僕もいたたまれない・・・。
と、ぼくら6名は、ひとしきり大はしゃぎして、記念に写真をぱしゃりと撮った後は、じゃぁ、また~、どこかの山で会いましょう!、と別れました。連絡先も聞かずに、あっさりと。
そういうものです。
あのとき、下山して、彼女たち3人に再会して大はしゃぎする中で、僕は、
あぁ、ご縁の神様、出会いの神様っているのだなぁ、、、(T T)
と思いました。
登山道・下山道はいっぱい会って、違うルートで下山したら、また、同日下山するとはいえ、1,2分違えば、彼女たちと再会することはなく、僕としては悶々と彼女たちが無事か、無事でないか気にかけていなければならず、もし亡くなってしまっていたら、彼女たちのお葬式に行き、両親や家族に会って、僕がもっと強く引き留めていれば亡くならずに済んだかもしれない・・・、なんてことを言わなければならない、、、
というようなことをうつうつと考えていました。
それが、彼女たちに再会できて無事を確認できた時に、
あぁぁ、よかった、救われたぁぁぁ、神様ありがとう!!
と思いました。
僕の気持ちを軽くしてくれたことも、彼女たちを無事生かしてくれたことも。
ありがたい。
そんなことが会って以降、僕はご縁の神様、出会いの神様っているよなぁ、と思っています。その神様たちに気をかけて頂けるよう、自分もご縁や出会いに真摯にいなきゃ、
と、そんな風に思います。
長くなりましたが、お読みいただきありがとうございます。
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