独立1年目の今年は、できる限り多くの人に会おうと思っていました。途中モチベーションが下がったこともあって、1ヶ月100名、1年間で1200名という当初目標には遠く及ばなかったけれど、まぁ、合格、と思います。
来年は1ヶ月100名の人に会おうと思っているので、がんばります。
このご縁が未来につながればいいな、と思います♪
さて、数日前からセールスライティングの勉強をしていて、下記のような文章を書いたので掲載しておきます。
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空撮、
という言葉を始めて聞いたのは、ある交流会でのことだった。知り合いになった方から誘われた交流会に初めて参加したのだけれど、そこでプレゼンテーションしていたのが空撮を仕事として行っている人だった。
空撮って、専用のラジコンヘリにビデオカメラを載せて、空から撮影するもの。
そんな説明だった。
ヘリコプターで撮影するのと何が違うの??? なぜ交流会でプレゼンするの???
よくわからなかった。
この交流会に参加するのは初めてだから、よくわからなかったけれど、まずはプレゼンを聴いてみることにした。動画をスクリーンで流すそうなので、ひとまず見てみることにした。
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あっ、キレイ。
それが空撮の映像を見た最初の印象だった。太鼓の音をBGMにして、空にクモのような、おばけのようなヘリコプターが飛んでいた。その後にどこかのお城の、その跡地の石垣や緑の芝生に覆われた光景が写った。キレイだった。お城の跡地は学校の遠足か何かで見たことはあるけれど、特に印象には残っていなかった。
でも、空撮のその映像の中でヘリは高く飛んで、お城全体の光景と、城の周りの田園風景と、その遠くの地平線まで映し出していた。とてもキレイな景色だった。遠くまで見渡せる広々としたその映像は私に自由を感じさせた。
ヘリは、さらにお城の上空を横切って飛び、一直線でその景色を映し出した。鳥みたいだった。
次に、ヘリは空の一か所にとどまり、180度くらいくるっと向きを変えた。肉食動物が目だけ動かして獲物を追うみたいだった。やわらかいけれど、意志のある目線。強さを感じた。
素敵だった。
ふと気づくと、プレゼンしている男性はとても楽しそうに話している。空撮で自分が作り出した映像がホントに好きなんだ、という話し方をしている。
その男性の声は気持ちよかった。好きなことを仕事にしている人だけが放つ心地よい声。
その男性の声を聞いていて私は祖父を思い出した。私の祖父は絵描きで、その世界ではとても有名な画家だったらしい。祖父はひとつひとつの絵をとても丁寧に描き、すべての絵に自分の魂を込めて描く、と言っていた。
祖父は絵について話すときはとてもうれしそうに、誇らしげに話した。幼い私にとって祖父の話は難しかったけれど、祖父の声やそのトーンが好きだった私はよく祖父の膝の上に座って話を聞いていた。幼い頃のとても好きだった時間・・・。
その祖父の声色に彼の声は似ていた。
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30分間のプレゼンが終わった時には、この人を応援してあげたい、と思った。空からの、自由あふれる素晴らしい映像を撮る人を。
この人のために何かしてあげよう、この人のために何ができるだろう。
そのお城の映像はYouTubeにアップされていると言っていた。それならばこの映像を友達や家族に教えてあげよう。この映像を見たら、みな驚くだろう。普段見られない光景が、普段見られない視点で写っているのだから。
そしてみなも思うだろう、この空撮の持つ可能性を。空にある自由の可能性を。